Dr. Hankó 出版 ✻ ブログ ✻
2017年3月6日(月)
Christina Fujiwara: 博士とジーンズ(2012年4月13日)日記
うちの博士は、いつも計画的な男。
我が家でも『チェック・マン』として、なんでも管理する男。
そんなうるさいほどのしっかり者の博士が、昨日、うろたえた事件が…
午前中、いつものように洗濯物を仕分けして、洗濯機へ。
洗濯は毎回、博士の担当。
きっちり仕事が好きなので、これはお任せする私。
ところが、しばらくして…
博士が私の部屋に来て、
『あの、私のジーンズ知りませんか?』
『知らない。ここにはないよ。どうしたの?』
『あ、あ、ジーンズがない』
『えっ?』
実は、現在の博士の手持ちジーンズは2枚っきり。
他にあるパンツやジーンズは、小さくてはけなくなっているという現実。
それなのに、2枚っきりのジーンズを洗濯機に入れてしまったのだぁ。
仕事に行かなきゃいけないのに…どうするの?
まさかジャージじゃあ行けないだろう。
入らないと分かっていながら、一応、手持ちのジーンズを試す博士。
全て無駄な抵抗。
太った博士が悪いのか…
洗濯機にジーンズを放り込んだ博士が悪いのか…
『普段あんなに計画的なのに…どうしちゃったの?』
博士には悪いんだけど、私はこれが笑いのツボに入ってしまい、
もう、可笑しくてたまらない。
かろうじて…
日本から持ち帰って全然はいていなかったスラックス発見。
これが、ありがたいことに、マチの部分がスライドできるというタイプ。
中年以降、体型が変化しやすいサラリーマンの心をつかんだこの商品。
マチを目いっぱいスライドさせて、博士見事にクリア。
いやぁ~日本製に助けられました。
それにしても、このスラックスがなかったら…
一体どうするつもりだったの?
やっぱり、ジャージ?
挿絵:Christina Fujiwara